私たち流の心地よい家
最大高低差2.3m。全体的に南斜面の敷地にこの家は建てられました。この高低差をなくすのではなく利用する。そんな意図が、この建築には込められています。2台分の駐車場と庭、そして住居をバランスよく配置。リビングとなる空間やキッチンとなる空間など、各空間を立体的に重ね、組み合わさる場所を吹き抜けとして接続。光や風の流れを計算して、開放感を感じられる箇所と閉鎖的な箇所を明確にし、適度なスペースの中にプライバシーを確保しながら、適度な開放感を楽しめるようになっています。また、意匠性にもとても強いこだわりが隠れています。外からは極力見えないようになっているドアや引き戸の建具の枠。建物の中に埋め込まれたガラスのサッシ。建物の外と中で連続しているように見せるための細かな仕上がりの調整。構造的な工夫と細やかなデザインへの配慮は、この家での豊かな暮らしにつながっています。
私たち流の心地よい家
所在地 | :三重県四日市市 |
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敷地面積 | :249.65㎡ |
建築面積 | :138.28㎡ |
延床面積 | :201.00㎡ |
構造階数 | :鉄骨造地上2階、地下1階建て |
最高高さ | :5.9m |
設計期間 | :2012年12月~2014年7月 |
竣工 | :2015年3月 |
受賞 | :第35回三重県建築賞住宅部門 知事賞 |
- Creative Direction: 大宗建設株式会社
- Design:株式会社建築デザイン研究所
- Construction:吉中奈樹沙(大宗建設株式会社)
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